<今日の一枚と一句>「その46(2025.12.03~)」

【 薦掛けや 残す三日の 寒さかな 】(こもかけや のこすみっかの さむさかな)

 毎年恒例の長町武家屋敷跡周辺の「薦掛け」作業が今週の土日、6日7日に行われます。多くの観光客が訪れ、カメラに収められることでしょう。

 「薦掛け」は冬季の間、雨や風雪から土塀の(土)壁を守るために設置するもので、長い土塀の続くこの界隈ではいつもと変わった風情を観ることが出来ます。

 写真は去年の同時期、「薦掛け」が済んだ様子を撮影したものですが、あと数日でこのような眺めが完成することになります。

 昨日までの気温、空模様とは打って変わって冷たい雨が降っていて、今晩からは更に気温が下がり、平地でも積雪があるとの予報ですが・・・。

 全く雪の降らない冬は除雪作業などがなくなりありがたいですが、兼六園や金沢城公園などに降る雪景色も見たいと思います。果たして今年の冬はいかがとなりますかね・・・・・。


※1「薦掛け」: 文中説明と先に投稿の文参照
※2「残す三日」: (薦掛けまで)残り三日の意


《2024.12月初旬撮影・2025.12.03投稿》

 

 

【 初雪や 降って落ち葉を 彩となす】(はつゆきや ふっておちばを あやとなす)

 今月3日夜、金沢に初雪が観測されました。平年より9日遅く去年より5日早いとか・・・。

 まだ本格的な「雪の季節」とはならないものの、それぞれの立場・分野で対策が講じられることでしょう。

 午後からの用向きで出かけることになり、久しぶりにバスを利用することにして、到着を待つこと数分、運行ダイヤの時間ピッタリに到着・乗車出来ました。(スマホアプリで時刻表やバスの運行状況・到着予測などが逐一確認できます。)

 通勤・退勤時間は別として、金沢市内のバスの運行ダイヤは、ほぼ掲示された時間通りに運行されていて、関係者の管理体制と維持管理に驚くと同時に頭が下がります。

 バス停の脇に植林の「銀杏の木」の落ち葉が多く溜まっていましたが、午後の時間帯でもあってか、もう既に積雪情報の様な雪はなく、逆に溶けた雪によって黄色い葉の色が濃く輝いていて、季節の移り変わりを楽しむことが出来ました。


※1「彩となす」: より綺麗になった様
※2「スマホアプリ」: 「のりまっし金沢」というアプリ、バスの接近情報も逐一確認できる



《2025.11.04撮影・投稿》




《お願い》
【画像を表示するにはここをCLICKしてください】


 

 

【 六の花 ひらりと舞て 暮の茶屋 】(むつのはな ひらりとまいて くれのちゃや)

 今月3日が初雪で、4日も時折雪が舞う天気となった金沢市内、写真の左車線側に二台の車が見える辺りに「浅野川大橋」があります。

 橋の手前左側の川岸からは。金沢三茶屋街のひとつ「主計町」、橋を渡った右側から「ひがし茶屋」街となります。

 撮影時間は午後4時過ぎ、橋場町T字路交差点にある「金沢文芸館」の三階に位置する窓から撮影した風景です。

 そろそろ夕暮となる時間帯にひらひらと舞いながら降ってきた雪(六の花)が、情緒ある茶屋街へ誘うかのように・・・・。

 これから北陸の降雪も本格的になるであろう季節を迎えました。


※1「六の花」: 雪の結晶が六角形をしていることから「雪」の異名として用いられる
※2「浅野川大橋」: 先に投稿の文参照
※3「金沢三茶屋街」「金沢文芸館」: 先に投稿の文参照


《2025.12.04撮影・12.05投稿》