<今日の一枚と一句>「その45(2025.11.19~)」

【 城庭の 狭間も霞みて 冬木立 】(しろにわの さまもかすみて ふゆこだち)
金沢城の石川門南東側から連なる鉄砲狭間、城内からみて「百間掘り」方向から「兼六園」側に沢山並んでいます。ここに植林の木々は今が紅葉の見頃となっています。
吹く風に、散って積った落葉が一斉に舞い.上がり、見えるはずの「鉄砲狭間」が霞むほどに・・・・。
「落葉の絨毯」と表現するにもう少し早いですが、日に日に少しずつ折り重なっていく「落ち葉のグラデーション」に深みが増してきました。
天気概況では、金沢の最高気温が前日から10℃以上低くなった今日、訪れた観光客の姿もすっかり冬の装い・・・。
22日(土)からの三連休、ますます目が離せない撮影スポットが完成つつあります。
※1「城庭」: 金沢城の石川門裏から「三の丸」に至る風景の様子
※2「冬木立」: 冬に木の葉を落とす(した)木立 (冬の季語)の意
※3「百間掘り」: 先に投稿の文参照
《2025.11.19撮影・投稿》
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【 庭先や 赤の色間に 冬樹の芽 】(にわさきや あかのいろまに ふゆきのめ)
西茶屋資料館の裏庭の木々は、紅葉が一気に進み「雪吊り」の仕掛けも完成しました。よく見ると、葉の落ちた枝先には木々の芽の緑が目立つようになって来ました。
着実に「冬の迎えと春の準備」に入ったようで、自然が持つDNAというか季節に順応した能力とでも言った方が良いのか・・・。
写真手前の樹木は「馬酔木=アセビ」です。この庭には何十種類もの植物を一堂に観賞することが出来るので、この館には四季折々に幾度も訪ねます。
飛び石の向こうの階段上から眺めるお庭も風景が変わって見えてお薦めです。
※1: 「赤の色間」: 紅葉が主の色合い「赤」の間の様
※2「冬樹の芽」: 春の芽吹きに備えて冬を越す(固い鱗片に覆われている)冬の季語
※3「馬酔木」: 先に投稿の文参照
《2025.11.19撮影・11.20投稿》

【 雨上がり 燈籠傍に 実千両 】(あめあがり とうろうそばに みせんりょう)
この時期は一雨毎に寒さが増していくようです。西茶屋街にある館には、(古い)石灯籠が設置されているお庭が多くみられます。
燈籠には「雪見灯籠」「利休型灯篭」「自然型灯篭」・・・・など様々な呼び名で多くの種類があります。
それぞれに笠の形やその大小によるもの、「火袋」に施す彫刻、鳥や獣の形によるものによっても(呼び方など)区分けがされるようで、奥深き世界・・・・。
いずれにしても、日本庭園の景観を引き立てる役として意味あるものですが、材質が「石」であることから、冷たくて無機質的な印象・・・。
雨が上ったお庭を眺めると「千両」の赤が鮮やかさを増し、そっと「石灯籠」に寄り添ってjまるで「紅を差す」かのようです。
ただただ静寂の中にあって「和の調和」を保つ・・・そんな雰囲気を醸し出している様に思えました。
※1「実千両」: 実万両とともに三冬の季語(千両の花は夏の季語)
※2「火袋」: 燈籠や行灯などの火を灯すところ
《2025.11.19撮影・11.21投稿》

【 空晴れて 霞ケ池に 写す秋 】(そらはれて かすみがいけに うつすあき)
今日は青空が拡がり、この時期としては暖かい行楽日和となりました。
兼六園の紅葉も今が盛り、夜にはライトアップも企画されていて、多くの人出が見込まれる中、今年最後の三連休ともあってか、このシーズンで一番の賑わい・・・。
琴柱灯籠(ことじとうろう)を背景に記念写真をとる観光客の長い行列が途切れることはありませんでした。
ちょうど反対側となる場所から「霞ケ池」を見渡すと、紅葉の木々が水面に写る様は、鮮やかな絵ハガキのようにも思えます。
明日の天気も晴れの予報となっていることから、今日にも増して沢山の方が訪れることでしょう・・・。
※1「霞ケ池」: 兼六園で一番大きな池
※2「琴柱灯籠」: 先に投稿の文参照
《2025.11.22撮影・投稿》

【 百間の 堀を偲んで 紅葉かな 】(ひゃっけんの ほりをしのんで もみじかな)
金沢城の搦手門(裏門)となる「石川門」(国の重要文化財)の一般公開は、今月の30日(日)が最終日となります。(来年の3月末日までの間閉館)
今年最後となる三連休の中日、この石川門には1200人を超える来場者がありました。紅葉の時期に訪れる観光客、金沢城内に入る入城者数はこの時期に多くみられますが、今日はよく晴れて気温も上がり、特に多く感じられました。
この「石川門」に入館しないと撮影できないアングルで、昔しから「百間掘り」と称された外堀の城壁から眺める風景・・・。
このお堀り跡は「沈床園=ちんしょうえん」と呼ばれ、石川門下から21世紀美術館側に延びるエリアです。今は道路と外堀跡の小公園となっていて、お花見シーズンではとても賑わう場所です。
紅葉した木の枝が城壁を乗り越えて陳松園を覗き込み、昔の外堀を偲ぶようにも見えました・・・・・・。
※1「百閒の堀」: 金沢城の外堀「百閒掘り」の意
※2「搦手門(裏門)」: 先に投稿の文参照
※3「沈床園」: 外堀の水を抜いた後を整備した小公園
《2025.11.23撮影・投稿》

【 まだ盛り 伊呂波紅葉が 紺屋坂 】(まださかり いろはもみじが こんやざか)
金沢城と兼六園の桂坂口に通じる坂「紺屋坂」を登り、裁判所や白鳥路方向へ振り返ると、「イロハモミジ」が綺麗に残っていて、登坂の疲れを癒してくれます。
11月も残り一週間ほど・・・桜紅葉は既に散り、枯木の様相となってしまいましたが、ここではまだまだ綺麗な紅葉を魅せてくれています。
三連休が終わる頃の天気模様が気になるところです・・・強い雨が降ると、一挙に散ってしまうような残り紅葉、季節的にも、やがて時雨て霙などが降ってくるのでしょうね。
ちなみに、「伊呂波紅葉」の名は、葉が5~7つに裂けることから、その数を「いろはにほへと」と数えたことに由来するとの説があるとか。
出来る限り長持ちして、観光客の目を楽しませてくれると良いのですが・・・・。
※1「紺屋坂」: 加賀藩初期に藩御用染商「館紺屋孫十郎」が坂の付近に住んでいたことに由来
※2「白鳥路」: 先に投稿の文参照
《2025.11.23撮影・11.24投稿》

【 朝北風や 搦手門を つづら折り 】(あさきたや からめてもんを つづらおり)
大陸に高気圧が発達し、日本付近に低気圧が発生する季節「西高東低」の冬型の気圧配置が発生しやすくなり、風速の強い北風が吹いてくる・・・。
ここ金沢城の「石川門」(搦手門=裏門)は、兼六園(東側)から西方向に進むと、二の門が北側に配置することから、城を守る造り「枡形門」の形になります。
朝は冷たい北風が吹いてくると、大きな二の門に遮られ、東に逃げるには直角に曲がることになります。
もちろん風だけではなく、城攻めの場合には兵士も同じように直ぐに曲がることが出来ないことから攻撃の勢いが弱まり(阻まれ)ます。
この日、朝方は少し強めの風を感じましたが、陽射しが届き暖かな一日となりました。
※1「朝北風」: 「あさきた=朝に吹く北風」
※2「搦手門」: 先に投稿の文参照
※3「つづら折り」: 曲がりくねった道の意
《2025.11.24撮影・11.25投稿》

11月29日(土)まで旅行に出かけることになりましたので、投稿はしばらくお休みします。
宮古島を満喫して本日帰宅しました。再開しますのでよろしくお願いします。

【 優しさや 南の島の 神楽月 】(やさしさや みなみのしまの かぐらづき)
今週の初めから「宮古島」の島民生活を満喫してきました。「夏日」にはなりませんでしたが、北陸の気温により10℃以上暖かく、入島時は半袖シャツで過ごせました。
とにかく海が綺麗・・・・透き通るような「宮古ブルー」想像以上の色彩に感動しました。
ここは、「下地島」にある「17END=ワンセブンエンド」の景色・・・下地空港の滑走路の北端に位置する海です。
駐車場から歩いてこの海に出ることが出来て、暦を3か月戻したかのような陽射しと砂浜の雰囲気・・・とても気に入りました。
ここ数日は「南国シリーズ」としてお届けしますね。
※1「神楽月」: 陰暦の11月(陽暦の12月頃
※2「宮古ブルー」: ブルーカラーがグラデーション的に広がる海の景色(干潮時には遠く沖合に「白い砂浜」が現れるとか)・・・。
《2025..11.26撮影・11.29投稿》

