<今日の一枚と一句>「その48(2025.12.31~2026.01.13)」

【 くる年も 万の神の ご加護かな 】(くるとしも よろずのかみの ごかごかな)
今日は大晦日・・・今年一年の無事に感謝し、新しい年も健康で幸多かれと祈る人は多い・・。
日本には「八百万の神=やおよろずの神」といって沢山の神様がいらっしゃいます。
自然への畏敬: 古代から日本人は豊かな自然の中で暮らし、その恵みに感謝し、また災害に神々の力を感じてきました。
アニミズム: 魂や精霊が森羅万象に宿るという考え方です。岩や木、動物にも神聖な存在が宿ると信じられてきました。
多神教的受容: 外来の文化や宗教も柔軟に受け入れ、土着の信仰と融合させてきた歴史も影響しています。などなど・・・日本の文化や信仰の奥深さ、そして自然との共生を表す素敵な言葉なんですね。
「聖霊病院聖堂」は、昭和6年(1931年)にスイスの建築家「マックス・ヒンデル」氏による設計で、竣工(金沢市長町)されました。
西洋的な様式を踏襲しながらも金沢の伝統工芸を用いた建築物として貴重な文化財の一つとなっています。
なお、聖堂内部では半分が「畳敷き」となっており、全国的にも珍しいレイアウトであることから訪れた外国人も驚かれる方が多いとか・・・。
※1「万の神」: 文中説明のとおり
※2「聖霊病院」:「金沢聖霊総合病院」のほか「聖霊愛児園」など児童福祉施設を運営
《2025.12月撮影12.31投稿》
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【 明けの春 目覚めて富士と 詣でかな 】(あけのはる めざめてふじと もうでかな)
新年明けましておめでとうございます。
おせち料理を頂きながらTVを見ていると、某モーニングショーで「ダブルダイヤモンド富士」を写し出す映像・中継があり、「TV前の皆さんカメラ撮影をどうぞ・・・字幕や時間表示を外しますから・・・」と司会者が促します。
早速手元にあったスマホのカメラ機能で「パチリ!!」 こいつぁ~春から縁起がいいわい!!と「お屠蘇=おとそ」の量が増えた次第です。
「去年今年=こぞことし」(一夜にして去年から今年へと年が変わり新年になる)といって、昔から「俳句」や「川柳」で詠まれることも多く、中には「去年今年 貫く棒の 如きもの」(高浜虚子)といった作もあります。
地球規模、宇宙規模からすると時の流れは止まることなく続いている。人様が勝手に「去年だ今年だ」と言ってはいるが・・・。といったことなのかな???
とはいえ、毎年恒例の「初詣」、由緒ある社「泉八幡神社」に詣でました。
今年もよろしくお願いいたします。
※1「明けの春」: 「初春」「新春」「迎春」などに同じ
※2「泉八幡神社」: 先に投稿の文参照
《2026.01.01撮影・投稿》

【 ちらり雪 することもなく 二日かな 】(ちらりゆき することもなく ふつかかな)
今日はもう二日、まだ元旦のめでたさが続く朝、起きると天気予報の通り雪が降っていました。
届いた年賀状を読み返し、来年に備えて「五十音別」に整理して住所や電話番号に変化がないかチェックしていると、添え書きに「久しく会っていませんが今年こそ・・・」「今年はどこかでお酒でも・・」と・・・・。
「いつかどこかで」というお誘いはありがたいものだが、最近の「年賀状」には電話番号やメールアドレスが書かれていないものが増えた感がする。
個人情報保護の観点からか? はたまた「年賀状の交換程度のお付き合い」の意(継続)なのか?
また、「今年をもって年賀状は・・」といった「年賀じまい」の文面も少しずつ増えてきた。
年頭の挨拶文・・・さみしさを感じるので、当方からは決してこのような文面を送ることはしないでおこうと考えている。
さてさて、今日は何もすることのない一日を過ごすことになったが、これが一番幸せなことのかも・・・。
※1「ちらり雪」: ここでは「雪がちらつく」程度の意
※2「二日」: 正月二日として用いることが多い
※3「年賀状」: 写真は当方が差し出した今年の文面のひとつ
《2026.01.02撮影・投稿》

【 面差しや ひょっとこ似たり 福笑い 】(おもざしや ひょっとこにたり ふくわらい)
金沢市内にも本格的な積雪があり、すっかり雪の北陸らしい装いに・・・。
近所を散歩すると、木の枝に積った「ふんわり雪」も、時間が経つとその重みで所々が欠け落ちたり、気温が上ることで溶けたりして、残雪がいろんな形に見えてきます。
「百日紅の木=サルスベリノキ」に残った枝の先にはたくさんの実が成っていて、「猿は滑る」が、降った雪はしばらく留まります。
薄日が射して少し溶け始めた雪が「ひょっとこ面(2個)」に似ているな~と感じたのでカメラに収めました。
幼い頃、正月遊びの定番であった「福笑い」は、最近では「変な顔を見て笑う」「外見の違いを笑う」態度につながるのでは・・・と言った懸念(教育上)の声もあります。
(目隠しして興ずる遊び、これらが直ちに「差別」とはならないかも知れませんが、「視覚障害」「目の不自由」な方に対する(教育的)相当の配慮は当然必要となります。)
<参考>「福笑い なぜか似てゐし 母の顔」(大熊山雨:作句)等、叙情?句がありました・・・。
※1「面差し」: 顔全体の見た目や雰囲気を指す
※2「福笑い」: 主に日本古来の正月の遊び
※3「ひょっとこ」:口をすぼめて曲げたような表情の男性(面)
《2026.01.03撮影・投稿》

【 城鬼門 詣で人とや 破魔矢かな 】(しろきもん もうでびととや はまやかな)
金沢城の「五十間長屋」は、「橋爪門続櫓」から「菱櫓」まで五十間(一間は約1.8m)も続く長さを誇ります。
「菱櫓」辺りは鬼門(北東の方角)に当たることから、一直線ではなく途中この櫓が始まる辺りで、西方向に曲げて「鬼門外し」とする形に造られているとか・・・。
金沢城の近辺には「尾山神社」「尾崎神社」「石浦神社」「金沢神社」等、沢山のお社があり、特に三ケ日は「初詣」の行き帰り人が多く利用する内堀脇道でもあります。
詣でた人達、「破魔矢」に付けられた小さな鈴の音とともに、沢山の方が通り過ぎていきました。これで今年も「邪悪な鬼」の出入りを防ぐことが出来たことでしょう・・・。
ちなみに、「菱櫓」は大手と搦手を見張る「物見櫓」、「橋爪門続櫓」は二ノ丸大手の橋爪門枡形を見張る「物見櫓」、「菱櫓」に続く「五十間長屋」は、一般的には「多聞櫓」と呼ばれるもので、武器や什器等の倉庫(城内の「長屋」は人が住む家の長屋ではない)でした。
※1「城鬼門」: 城の鬼門の意
※2「(人)とや」: 弓道では矢を収める道具として「とや」とも言う(詣で人が収め持つ破魔矢)
※3「破魔矢」: 神社、特に初詣に売られている厄除け(弓もある)
《2026.01.03撮影・01.04投稿》
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【 .福参り 鳥居の赤と 雪の白 】(ふくまいり とりいのあかと ゆきのしろ)
兼六園の入り口の一つ、「真弓坂口」は「桂坂口」に次いで入園者数の多いところです。
その右隣に位置する神社「石浦神社」は、「本多の森」方向に向かって右角に在します。
3日の日にも多くの参拝人数がありましたが、神社の境内左側に建てられている沢山の鳥居(朱色)下に積った雪道に一直線に並んだ足跡がついていました。
鳥居下は長く続く階段がありますが、降雪のせいで段差や位置などがわかりづらくなっていて、足下を確かめながら一歩ずつ登ったのか・・・と思われる足跡がず~と続いていました。
写真では判りづらいほど急な傾斜がある階段です。
よく見ると「鳥井の赤」と「雪の白」・・・「紅白」のコントラストが見事だったので「パチリ!!」ました。
ちなみに、古来「紅白は縁起が良い」とされていて、平安時代「源平合戦において、源氏は白旗を、平家は赤旗を用いて戦ったことからきている」との説もありますが・・・。
また、めでたい時に「赤飯」を炊き、餅をついて振る舞う習慣があったことから「赤飯=赤」と「餅=白」は「おめでたい組み合わせ」とされた等、諸説あります。
それにつけても「一直線」(に近い)足跡・・・とても気になりました・・・。
※1「福参り」: ここでは「1年の幸福を祈願するお参り」の意とした
※2「真弓坂口」: 21世紀美術館から一番近い兼六園入口(発券所)
※3「石浦神社」: 先に投稿の文参照
《2026.01.02撮影・01.05投稿》

【 降る雪や 何のこれしき 寒椿 】(ふるゆきや なんのこれしき かんつばき)
金沢城に出向く用事があって、甚右衛門坂を登り切った所にある駐車場に車を止めて、車外に出ようとした途端、大粒の霰が音をたてて降ってきました。
車内に留まろうかとも考えましたが、約束の時間が迫ってきていたので降車して歩き始めたところ、「何のこれしき、負けてたまるか!!」と言わんばかりに咲き誇る「寒椿」が目に入りました。
今年は1月5日が「小寒」、いよいよ最も寒い時期となる「寒の入り」となりました。
大小のピンクの花が、雪を被った枝葉の緑色と城壁の茶褐色の中にあって、無機質な空間に「紅を差す」といった情景に見えて・・・・。
これからますます寒さが増す北陸の冬、春の草木や花々が咲き始めるまでの間、人間様にも元気を与えてくれそうな、この花が好きです。
※1「寒椿」: 冬に咲く椿の種類の総称
※2「甚右衛門坂」: 城の北西にある尾崎神社側からの登城口(坂道)
※3「寒の入り」: 文中説明のとおり
《2026.01.06撮影・投稿》

【 戸締りの 手元を照らす 冬の雷 】(とじまりの てもとをてらす ふゆのらい)
今冬の「冬至」は(2025年)12月22日(月)でした。この日は、北半球で最も昼の時間が短く(夜の時間が長い)日となります。
この日を過ぎると少しずつ日が長くなるとは言うものの、夕方の5時頃はすっかり夜の気配に覆われています。
官公庁や公共施設の閉庁・閉館時間となる戸締り時は、まだまだ暗く、施錠する錠前の鍵穴も暗くて見づらく手探り状態であっただろう・・・。
現代における最新の警備保障会社が提供する「セキュリティーシステム」では、手元で「リモートスイッチをON」する方式や、「カードキー」をワンタッチするだけ・・・。
今日の5時10分過ぎに「とても明るい稲妻と雷鳴」・・・腹部に響きました。
昨日昼に訪れた「金沢城第六旅団跡」が頭に浮かんできて、江戸、明治、大正・・・現代のような採光のない時代、黄昏時の戸締りの様子を想像した次第です。
※1「冬の雷」: 冬の時期に鳴る雷(「雪起こし」「鰤起こし」などと呼ばれたりもする
※2「第六旅団跡」: 写真の建物(詳細は先に投稿の文参照)
《2026.01.06撮影・01.07投稿》

【 松過ぎて まだ招福の 門飾り 】(まつすぎも まだしょうふくの もんかざり)
松の内が終わり「門松」や飾り「注連縄」を取り払う家が多くなりました。今日の「ぶらぶら散歩」で見付けたお店の玄関飾り・・・・。
「不自然」などと決して申すつもりはありません。見事なまでの年末年始デコレーションにただただ関心しきり・・・。
金沢城大手門からしばらく緩やかな坂道を下り、武蔵が辻から橋場町に通じる道路は、加賀藩の城下でお店を持つことが、いわゆる「ステータスシンボル」だったとか・・・。
この通りに至る少し手前の一角(写真)に12月26日頃からお店の玄関に飾られて・・・。多くの観光客が行き交う路に加賀百万石城下町の「新年の迎え方」の一端を紹介して頂いているような「粋な計らい」・・・。
生け花の保持管理など大変でしょうが、出来る事ならずうっと先まで(この状態)維持して頂ければ嬉しいと思いました。
※1「松過ぎ」: 正月の7日頃までを「松の内」という
※2「注連縄」: 7日を過ぎると「注連あけ=しめあけ」「松明け」といって飾りを取り外す
《2026.01.08撮影・投稿》
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【 初社 熊を睨むか 手水獅子 】(はつやしろ くまをにらむか てみずしし)
毎年年末年始の混雑・渋滞を避けて、正月三ケ日以外の日中滞に「白山比咩神社」に詣でて「お札」と「破魔矢」を頂いてきます。
今年は七日(水)の午前中にお詣りしました。先ず「手水舎」にて身を清め、本殿に向かおうとして上方向に目を移すと、社屋四隅に設置された彫刻の獅子「手水舎の獅子?」が飾られた柱には「Beware of bears」と英文表記が張り出されています。
直訳すると「熊に注意?」となるのでしょうか、熊が出没する地域によく見かける警告サインというか、警告を促す文言かなと・・・。
最近の熊は、「冬眠しない」「冬眠できない」というニュースが流れます。大勢の人が参拝に訪れるから大丈夫だと安心することなく、「身の周辺に注意を払ってください」と言ったところでしょうかね・・・・。
(来る時)社に向かう車道から駐車場に入るまで全く渋滞もなくスムーズにお参りが出来ましたが、帰路につく頃には、反対車線(社に向かう車列)数キロも続く大渋滞にビックリ・・・。
この日は「午後から荒天」となる予報でした。「先んずれば人をなんとか・・・」とか。
清々しい気持ちでどこにも立ち寄らず帰宅しました。
※1「初社」: 「初詣」「初参り」などと同意
※2「手水舎」: 「てみすや」「てみずしゃ」「ちょうずや」など呼び方は多数
※3「お札」「破魔矢」: 先に投稿の文参照
《2026.01.07撮影・01.09投稿》

【 めでたくも 加賀のお城は 留守居松 】(めでたくも かがのおしろは るすいまつ)
明日11日(日)は金沢城内において消防出初式が予定されています。朝から消防車が集結して、伝統の「加賀まとい」「梯子乗り」などが披露され、一斉放水と続きます。
兼六園の植物には、銘木と言われる松の木が数多くありますが、ここ「金沢城」の中にも沢山生い茂っています。
戦国時代、江戸時代の城内にはあまり多くの植林はなかったとのこと。(燃える物の排除?)
正月に飾られる「門松」の一枝を折って、門松を取り払った跡に押し立てて、根が付けは縁起が良いとされたとか・・・。
まさか、城内に沢山の松の木があるのはそのせいではないとは思いますが・・・・。
今日は風が強く吹いていて「松の木」が大きく揺れながら「ゴウゴウ~」と大きな音を立てていました。
※1「留守居松」: {鳥総松=とぶさまつ」とも
※2「写真」: 金沢城新丸広場から雪の山並みを望む
《2026.01.10撮影・投稿》


【 春荒れて 吉祥揚げや 明日となり 】(はるあれて きっしょうあげや あすとなり)
金沢市内に在する「神明宮」の「左義長」は、年間スケジュールとして1月15日(木)に実施するとして掲示されてはいるものの、最近では、勤め人へのサービスなのか?この三連休にも行われるようになりました。
1月10日(土)は晴天に恵まれて実施されたようですが、今日11日(日)は強風と雷雨と霰が降る荒天となったため中止となりました。
明日12日(祝)にも計画されているようですが、なかなか暴風雪が治まらない場合は、続いて中止となるかも・・・・。
この神宮は「お神明さん」と呼ばれていて「願かけねがい石」や「たらよう願い=多羅葉願」という「願掛け」の仕方もあり信者の詣でも多い社です。
また「あぶり餅神事」が有名で、毎年お詣りしていおります。
※1「吉祥揚げ」: 「左義長」「どんど揚げ」と同じ
※2「たらよう願い」: お願いをひとつだけ書いて納めると、(毎月)お祓いされるとのこと
※2「あぶり餅神事」: 先に投稿の文参照
《2026.01.11撮影・投稿》

【 めでたくも 振り袖ゆらし 裳着とやら 】(めでたくも ふりそでゆらし もぎとやら)
今日は「成人の日」です。多くの自治体では、昨日11日(日)が式典開催のピークとなっていたようです。
「裳着 (もぎ)」とは、 平安時代 から 安土桃山時代 にかけて、 女子 が 成人 したことを、親族一同や公に対して示す「通過儀礼」とされていたという説があり、そんな時代があったようです。
送ってくれた写真は、「日本三霊山」のひとつ「立山=立山連峰」を富山市内から撮影したとのことですが、改めて「日本アルプス」の連なる壁(屏風?)にはただただ感激・・・壮大なパノラマを見せてくれます。
「成人の日」を迎えられた皆さまに心を込めて「おめでとう~」と、「心を込めての言の葉」を贈りたいと思います。
※1「裳着」: 文中説明のとおり
※2「日本三霊山」:「立山」のほか「富士山」と「白山」を言う
《2026.01.12撮影・投稿》


【 南国を 旅する園の 早桜 】(なんごくを たびするそのの はやざくら)
まだ寒中の日本列島ですが、南国沖縄ではそろそろ桜が蕾んできて、来週辺り開花する頃かと思われます。
2024年の1月23日に沖縄から宮古島、石垣島、台湾国へクルーズ船の旅をしたときには「桜祭り」が開催されていて驚きました。
南北にとても長い日本列島ですから、北の北海道と南の沖縄では、それぞぞれの季節感も異なることでしょう。
今日の北陸は暴風雨・・・大荒れで明日には平地でも積雪があるとの予報です。「早くこいこい春・・・♪♪」
この後加賀温泉に出向くことにしています。
※「沖縄の早桜」: 「桜祭り」の会場で咲いていた桜は、ソメイヨシノよりかなり大きく台湾から逆輸入された種とか
《2024.01.23撮影・2026.01.13投稿》

2026年1月14日(水)から「その49」に移ります

