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【 末枯れを 癒し給うて ご神水 】(うらがれを いやしたもうて ごしんすい)
市内東山に鎮座の「宇多須神社」拝殿に向かって左側を進むと、「利常酒湯の井戸=としつねこう ささゆのいど)があります。
新しい説明看板によると、この井戸は慶長四年(1599年)頃に出来たもので、この神社は金沢城の鬼門のこの地に「利家公」をお祀りし歴代藩主等が日常的にお参りされ、この井戸も「彌都波能賣神(みずはのめのかみ)」として大事にされていた。
五代綱紀公が「疱瘡」にかかられたとき当社において祈願をし、このご神水を沸かしお酒を入れて「酒湯=ささゆ」として体にかけ治したとされる。と書かれています。
京都の紅葉が猛暑の煽りか、赤くなる前(緑の内に)に枯れて落ちるという状況が続き、例年のような「紅葉」を観ることが危ぶまれている・・・。とニュースに流れました。
金沢も猛暑でしたが、この井戸の周りに繁る草木は瑞々しくあって、これからの紅葉に期待が持てそうです。
これは「彌都波能賣神」様のおかげであろうか・・・・と。
※1「末枯れ」: 草木の葉が末の方から枯れ始めること(秋の季語)
※2「癒し給うて」: 「我は処置す 神が癒し給う」パレの有名な言葉で「私は処置しただけで、治してくださるのは神様です」(外科医の謙虚な姿勢を示す言葉)
※3「利家公、綱紀公」: 先に投稿の文参照
※4「宇多須神」: 先に投稿の文参照
※5「疱瘡」: 「天然痘」の別称
《2025.10.07撮影・10.08投稿》
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【 露草や 今日の空より 青きかな 】(つゆくさや けふのそらより あおきかな)
非常に強い台風22号が日本の東側を進み、伊豆諸島では大雨による土砂災害の危険度が増していて、影響が気になります。
少し青空が見えたかと思ったらすぐに雲に覆われる一日となった金沢市内、天高く・・・秋晴れとはなりませんでした。
武蔵交差点にある商業施設やホテルを有する高層ビルの3Fから外に出ることが出来て、ここからは、JR金沢駅方面、彦三方面、金融関係のビル群~香林坊・片町の繁華街へと至る街並みが回廊よろしく、一望できます。
ここには小公園(緑葉木が植えられている)があって、毎日のぶらり散歩の休憩場として利用しています。
名のある植樹だけではなく、自然に育ったものか、人の手によるものかは分りませんが、いろんな草花を観ることが出来ます。
草の中では数少ない「青い花」を咲かせる植物「露草」が育っていました。
貝の形をした小さくて鮮やかな青い花、古くは染料の材料としても使われたとか・・・。
高層ビルの谷間に見付けた小さい青い花・・・・とても可愛い花でした。
※1「露草」: 古くは「月草=着き草=つきくさ」とも称されて「万葉集」や「和歌集」にも登場します
※2「彦三、香林坊、片町」: 先に投稿の文参照(写真は、南町、香林坊・片町方向)
《2025.10.09撮影・投稿》
【 名残花 優しく触れて 秋の風 】(なごりばな やさしくふれて あきのかぜ)
金沢城内に吹く風は、既に「秋風」です。特に日陰に入ると肌寒く感じるほどで、入城者の出で立ちも「ロンT=長袖Tシャツ」や薄手のウインドブレーカーを纏うスタイルが増えてきました。
城内の北西方向にある「兼六園管理事務所」前に設置されている「グリーンカーテン」(朝顔棚?)には、まだ元気?に咲いている赤やピンクの「朝顔」がみられます。
このエリア、陽射しが入る日中滞にはとても元気に見えましたが、15時半を過ぎると、どこからともなく風が吹いてきて、朝顔の花や蔓を揺らします。
「もうそろそろ季節が変わるよ~」と優しく声をかけている様にも思えて・・・・。日に日に秋の装いに変化するこの辺りの景色がとても素敵で、毎年訪ねています。
※1「名残花」: 「散り残った花」「季節の終わりの花」の意、ここでは季節が終わった「朝顔」のこと
※2「秋の風」: 「秋風」「風の秋」と表現することも
《2025.10.10撮影・投稿》
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