<今日の一枚と一句>「その38(2025.08.13~)」

【 濁る川 帰省展墓や 犀星碑 】(にごるかわ きせいてんぼや さいせいひ)

 金沢市内を流れる犀川は、水嵩が増し濁った流れ、川沿いを歩くと「ごうごう」とした音が聴こえてきます。

 普段はさほどの水量もなく、所々に堆積してできた小島?が現れて、小さな草木が茂る場所もありますが、これらが全て水没していて・・・。

 「室生犀星碑」が犀川大橋の上流(写真の手前反対側)に向かって左側に建てられています。そこに3人の家族連れが写真撮影中でした。

 会話の内容からすると、父親が金沢出身で今は別の地域に住んでいて、子供の夏休み期間中にお墓参りを兼ねて金沢に帰省し、市内を散策している様子。

 金沢市内の「お盆」を7月15日とする家が多いと聞くが、全国的に「お盆休み」と言えば8月15日前後、有給休暇や特別休暇を取得することが多い・・・。

 たぶん、お墓参りを済ませた帰り道に「碑」の説明と父親の幼き頃の思い出を子に語る場面もあったのだろう・・・・と。


※1「展墓」: 「盂蘭盆(うらぼん)に墓参りをする」ことで、秋の季語
※2「室生犀星碑」: 先に投稿の文参照


《2025.08.13撮影・投稿》