〈今日の一枚と一句〉「その13(2024.08.02~08.18)」


【 日盛りや わし座に見ゆる 空の雲 】(ひざかりや わしざにみゆる そらのくも)
 梅雨が明けると、これほどまでに変化するのかと思うくらいに変わった雲が次々と現れ、変化する空模様・・・。

 この時期星座は、天の川の中で白く輝くα星「アルタイル(ひこ星)」に少し崩れた形の十字架が確認できます。

 午後10時以降になると「わし座」も「はくちょう座」も近くに観られますが、昼の空にも大きな「わし座」が出現したのかと!!!「ぱちり!」ました。
 
 少し涼しくなった時間帯に「夏の夜空」を見上げてみると・・・楽しいですよ。

※1「日盛り」: 夏の午後(射す太陽の光り)季語:夏
※2「わし座」: 「こと座」「はくちょう座」を結んだ三角形を「夏の大三角」と呼ぶ

《2024.08.02撮影・投稿》


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【城石や 傷の手当か 木染月 】(しろいしや きずのてあてか こぞめづき)
金沢城の南側(いもり掘り)のお花畑一帯に次々と「城石垣」が運び込まれ、一定間隔に並べられています。

 能登半島地震で一部崩れ、落下した石を点検し、また積まれる石達です。
 この作業は相当の期間を要するとのことで、つい数日前から始まったようです。

 数百年の間、雨風や地震にも耐えてきたであろう「石垣石」、泥や埃が綺麗に取り除かれて、元の位置に無事戻ることを祈っています。

※1「城石」: ここでは「城石垣」の「石」の意
※2「傷の手当」: 地震で落下の際に一部削られたり剥がれたりしている石の修復
※3「木染月」: 八月の和風月名
※石の表情を伺うと「熊」「猿」「羊」などの顔や形体にも見えてきて面白いです。

《2024.08.03撮影・投稿》

【 揚げ花火 玉屋鍵屋と 酒肴 】(あげはなび たまやかぎやと さけさかな)
石川県の夏の夜は、各地で花火大会が催され、時には同夜に何か所か重なることもあり、花火好きにとっては、7月下旬から8月上旬の土日は大忙しとなります。

 犀川では1万5千発、川北花火(8/3)では2万発・・・。全国の花火大会に決して引けを取らないほどの数と大きさ、イベント会社が設置の有料観覧席には料理とお酒、酔客からの掛け声と拍手が夏の夜空に「こだま」していました。

今年は「復興支援大会in○○」と銘打った開催、一日も早い「能登半島地震」からの復旧復興を願って開催されています。

※1「揚げ花火」: 打ち上げ花火:10号玉は地上高330m上空で320mに開花
※2「玉屋鍵屋」: 江戸を代表する花火店、「たまや~!」などと称賛する際の掛け声、ちなみに「鍵屋」は今も存続している花火店
※3「酒肴」: 「お酒とおつまみ(料理)」の意

《2024.08.03撮影・08.04投稿》

 

 

【 向日葵も 見つめ首振る 茶店かな 】(ひまわりも みつめくびふる ちゃみせかな)
猛暑日に近い午後、市内橋場町付近を散歩していると、大輪のヒマワリが同じ方向を向き、上下に揺れ動いたのでその方向に目をやると、煉瓦壁に設置された金属製の店(喫茶)看板・・・ちょいとお洒落な造り・・・。

 見上げなければ発見できない位置にある「喫茶店」の看板・・なにか得した感じになり「パチリ!」ました。
 なお、喉も乾いていたので、一休みすることにしました。
 ひょっして「向日葵」も水が欲しかったのかも(^^;

※1「向日葵」: ひまわりの花(キク科の一年草)、野生種だけでも60種もあるとか
※2「花言葉」:「あなたを見つめる」「光輝」など
※3「茶店」: ここでは「喫茶店=チャミセ」の意(昔懐かしい呼び方でサテンとも)

《2024.08.05撮影・投稿》

【 気怠さや 船こぐ前の 昼寝醒め 】(けだるさや ふねこぐまえの ひるねざめ)
船遊びに興じる前、昼食を頂きその後にしばし昼寝と洒落込んだが、船小屋には涼しい風がそよそよと・・・船の揺れも手伝って長い時間眠ってしまい、寝覚めた頃には気怠くて、船をこぐ気力もなくなってしまった・・・。

 写真は玉泉院丸庭園の北西にある船小屋と船ですが、この句は、若い頃友人達と訪れた湖畔の民宿で、午後には船遊びをしても良いとのことで楽しみにしていたところでしたが、買い出しに行った友人の戻りを待つ間のうたたね・・・結局これを断念したという青春時代の一コマが浮かんできて・・・。
 (ちなみに玉泉院丸庭園に設備の船には乗ることはできません)

※1「昼寝醒め」: 昼寝から覚めること、他に「昼寝起き」とも
※2「季語」: (※1)夏の季語
※3「玉泉院丸庭園の船」: 不定期?に実施される庭園の池掃除の際、溜まった泥などを載せて、陸揚げする場所まで運ぶ様子を時折みかけます

《2024.08.05撮影・08.06投稿》

【 街道に 足音なくも 秋立ちぬ 】(かいどうに あしおとなくも あきたちぬ)
 今日は「立秋」、暦の上では「秋」となりますが、まだまだ暑さはこれからが本番との気象予報・・・。
 ここ一か月ほど前に、この通りが「旧北国街道」だったことを刻して示す石畳?が敷設されました。
 
 ちなみに、江戸幕府は「江戸を起点とする街道=東海道、中山道、日光道中、奥州道中、甲州道中」を「五街道」と称し、その枝道等を「脇海道」としたほか、そこから分岐する街道により「北国街道」「北陸道」など主たる街道、道名が存在した。

 写真の通り(泉一丁目付近)は今でも当時の面影を残す建物が多く観られる。
 なお、この通りの東側に大きな通り「南大通」が敷設されて久しく、主要な幹線道路として朝夕は相当の混雑がみられます。

 立秋とは言え、今日も30度を超えるこの通りに、全く人も車も通らない瞬間がありましたので「パチリ!」ました。

※1「街道」: 文中に記載の通り
※2「足音なくも」: 人や車の往来がなく静かな様子
※3「秋立ちぬ」: 「立秋」を迎えたとしても必ずしも涼しくなるわけではないが、「暦の上では秋」との意

《2024.08.07撮影・投稿》
 



 

 

 

【 西日の矢 虫食い穴の 俳句かな 】(にしびのや むしくいあなの はいくかな)
 午後になってから一段と強烈な日差し・・・まさに「西日の矢」でした。
 日頃街中で見付けた素敵なデザインのビルをシャッターウオッチングしてます。

 某ビルを撮影しようとテストシャッターを押してみたところ、周りの木々の葉に虫食いの跡が点々と・・・その空いた穴の様子が、まるで短冊に記した「俳句」か「短歌」にも見えてきて・・・小さな発見にちょい心躍った瞬間でした。
 (※写真を拡大すると虫穴がよく見えます)

※1「西日の矢」: 西日の強烈な光と暑気(夏の季語)
※2「短冊」: 和歌や俳句等を書くための細長い紙など
※3「素敵なビル」: (個人的に)大好きなデザインのビル(有松~横川町辺りに建つ)

《2024.08.08撮影・投稿》



【 預払機 行列ありて 迎鐘 】(よばらいき ぎょうれつありて むかいがね)
お盆につながる三連休の前日、各銀行のATMに長い行列が出来てます。
 祝休日にATMを利用すると、引出す手数料は、(低金利時代の昨今)相当大きく感じます。

 それにしても、漫然と捨られ放置状態の「利用明細」の多いこと・・・。
 以前はゴミ箱が設置されていたことがありましたが、「テロ対策」や「個人情報保護法」の観点から撤去されて・・・。

 写真の箱(スチール製)はその後、薄い紙(利用明細書等)を数枚づつ投入できるように加工されたものの、設置箱の上や隙間に無造作に捨てられる状況が日常茶飯事となりました。

 訪れる外国人の多くが驚く「日本人の綺麗好き」と「マナーの良さ」は、どこに・・・?
特に「個人情報の保護」について、あまりにも無防備な振る舞い・・。
 金融機関等では、対策として何か所かに「☆」や「※」印のマスキングはされていますが、プロ集団にとっては、簡単に「パスワード」を見破ることが出来るとのことです。

 日常使用のPCで個人情報など強固な守り方を徹底していても、こんなところで簡単に自分の大切な情報、しかも資産・財産に係る金銭的な情報の扱い方は・・・間が抜けた所業かと(^^;

ちなみに、最近では、PCのPWは、最低12桁以上で半角英数文字、数字と特殊記号を混ぜた場合でも絶対に破ることが出来ると、警鐘が鳴らされる時代、ましてや、4桁数字のみのPW、数秒単位で解読できる可能性があるとの情報もあります。お気を付けください。

※1「預払機」: ATM(オート・テラー・マシーン)
※2「個人情報保護法」: 平成15年法律第57号
※3「迎鐘」: 京都・五条の珍皇寺に8月9日と10日に精霊を迎えるために
撞く鐘、撞手希望の人で、沢山の行列ができる。

《2024.08.09撮影・投稿》


【 盆東風や まだ汗氷 流れ落ち 】(ぼんごちや まだあせこおり ながれおち)

 金沢市民の台所と称される「近江町市場」は、観光客や帰省客などで大賑わいの連休初日、例年所々に設置される「氷柱」もあっという間に溶けてしまうほどの暑い一日でした。

 「盆東風」は秋の季語ですが、孟蘭盆の頃に吹く東風のことで、三重県の船人たちの言葉だとか・・・。
 残暑の厳しい時ではあるが、時折、秋を感じさせるような事象が所々に・・・。

 全国の気象関係(天気)予報では、台風の進路や影響や、はたまた地震への備えも大切になる中、日本の民族大移動「お盆」を迎えます。

※1「盆東風」: 文中記述のとおり
※2「汗氷」: (あせこおり)汗が流れ、また「氷柱」も溶けて流れる様
※3「孟蘭盆」: 「うらぼん」と読みます。(8月15日前後のこと)

《2024.08.10撮影・投稿》

 

【 城の夕 こぼれ咲く花 百日紅 】(しろのゆう こぼれさくはな さるすべり)
そろそろ黄昏の金沢城、空が曇りはじめて夕立でも来そうな空模様の中、ひときわ目立って咲く花「百日紅=サルスベリ」が見事です。城内の各所に紅白、ピンクなどいろんな色の花が咲いています。

 写真の後画は「菱櫓」で、西側からの撮影ですが、近くには紅白に花咲く塊園もあって、今が旬・・・・う~ん!!見頃です。

※1「城の夕」: 金沢城が「夕映え」を迎える頃・時間帯、夕方の意
※2「百日紅」: サルスベリ、多種多色、低木は「チカソー」と呼びます
※3「こぼれ咲く」: 散ってまた次々と咲く花(花もちが良い)で、武家屋敷の植樹種に用いられた(好まれた)とか

《2024.08.11撮影・投稿》

【 軽鴨や 読経流れて 石の上 】(かるがもや どきょうながれて いしのうえ)
今日は「四万六千日」観音様の縁日、読経が拡声器を通じて遠くまで聞こえてきたところ、浅野川に遊んでいた鴨たちが近くにある石に上り、「観音院」の方向を向いて頭を下げるような仕草にも見え「パチリ!」ました。

 旧暦の7月9日(今年は8月12日)にお参りすると、46000日分の功徳があるとのことです。(46000÷356日=126年)
 ちなみに、来年(令和7年)は8月31日となります。

朝からお参りの方達が門前通りを買い求めた「とうもろこし=玄関飾り=魔除けなど」を片手に汗を拭きながら行きかっています。

 毎年我が家にも吊り下げてあった「とうもろこし」をお返しして、お参りのあと新しく買い求めて帰宅、早速飾り付けたところです。

※1「軽鴨」: カルガモ(渡り鳥ではない)夏の季語
※2「観音様」: 仏教の菩薩の一尊、観世音菩薩、救世菩薩など多数の別名がある
※3「観音院、四万六千日」: 以前投稿の欄参照

《2024.08.12撮影・投稿》



 

【 今夕は 灯り狭間から 門火かな 】(こんゆうは あかりさまから かどびかな)
八月十三日の夕刻は、祖霊迎えのために自宅門前で火を焚く「門火=カドビ(迎火)」習慣があって、城下町のあちこちで焚火が見えたとのこと。

 城の見張り役は、火の手が見えると警戒を強める体制をとるが、今日ばかりは平常日に上る「灯り」に比べ、少しは安心感があったのかな・・・と・・?

 写真は、城内の「鶴の丸休憩館」前に設置の「鉄砲狭間」(鉄砲を撃つための窓、仕掛けで、「銃眼」とも称する)を、城の内側がら外を見る方角を想定して撮影したもの。

金沢城の「狭間」は敵側からは、どこに設置されているのか判り辛い造りになっているが、常時に城下を見張るための「狭間」もあったはずですね・・・。

※1「鉄砲狭間」: 文中に記載のとおり
※2「門火」: 燃やす木材は、「おがら(麻の茎)」「樺の木の皮」が多い
※3「季語」: 夏

《2024.08.13撮影・投稿》



【 盆帰省 孫の手を引き 地蔵尊 】(ぼんきせい まごのてをひき じぞうそん)
今年の帰省は、南海トラフへの備えや台風の影響を考えて、早めにお墓参りを済ませて、早めに帰る人が多いとか・・・。

 今日も真夏日の金沢市内、近江町市場にほど近い場所に「曹洞宗 榮昌庵(えいしょうあん)」(出世地蔵尊)があります。(金沢市西町4番丁)
 宿坊に泊まれるお寺、座禅が組めるお寺としても有名です。

 中年の女性に手を引かれて歩くお孫?さん。大きな麦わら帽子の下から除く笑顔が可愛いらしくて・・・。

※1「盆帰省」: この時期、勤め人が夏季休暇として取得帰省することが多い
※2「地蔵尊」: 「地蔵菩薩」は仏教の信仰対象である菩薩の一尊
※3「季語」: 夏

《2024.08.14撮影・投稿》


 

【 まるまると 青空写し 破れ傘 】(まるまると あおぞらうつし やぶれがさ)
 21世紀美術館の屋外にある恒久展示品で、「まる」という名の作品は、まるで鏡のように綺麗な球面が周囲を写し出します。
 作品の内側に入ると、とても不思議な(気分が悪くなる方もいるので注意が必要です)感覚体験ができます。

 今日は「曇り」の天気予報でしたが、青空が拡がる暑い一日となりました。
 この作品を眺めていると、「破れ傘=ヤブレガサ(キク科)」にも似ているように思え、雨が多いと言われる金沢の美術館にマッチングさせた?作品かな~とも・・・。

 ちなみに、この展示品「まる」は、雨が降ると中に入ることで、濡れずに済みますが、金属製なので、雷雨の時は、美術館に避難した方が良さそうです(^^;

※1「まるまると」: 作品名「まる」と「いくつもの丸」の意
※2「破れ傘」: 別名には「カラカサグサ」(キク科ヤブレガサ属)
※3「季語」: 夏、小さい白い花(葉の先端に1cm程度の花がつく)
※4「21世紀美術館」: 先の関係投稿文参照
※5「その他」: 写真撮影する際、撮影者の姿や付近の人などが写り込まない様にするためには、一工夫が必要ですね。

《2024.08.15撮影・投稿》
 
 

【 城跡に 時の流れや 桐一葉 】(しろあとに ときのながれや きりひとは)
 久しぶりに「太陽のお昼寝タイム?」みたいな日中帯・・・・曇り空の金沢城内でした・・・。
 ここ、「四十間長屋跡」に時折涼しい風が吹いてきて、また、どこからともなく舞い降りた「桐の葉」一枚(時の経つのは正直で)、一歩ずつ一歩ずつ「秋」へと・・。

 ちなみに、金沢城内の「長屋」と言われる建屋は、国の重要文化財「三十間長屋」と、復元の「五十間長屋」ともに、入場することが出来ます。
 「長屋」と称しても「人が住む場所」としてイメージする「長屋」とは異なり、平常時には「倉庫」などの役割、いざまさかの戦いに備えた「城壁」の役割を持つなど、城の周辺や城内には、他にも「七十間」「九十間」などの建物があったとか・・・。

 猛暑日や真夏日が続いたとしても、時間の経過は確実にかつ正確に刻まれていて、「秋」~「冬」へと変わっていくのだな~と改めて感じた次第です。

※1「城跡立看板」: 金沢城の北側に設置され「四十間長屋跡」と記される
※2「時の流れ」: 大きくは「時代」という流れ、小さくは「四季」の移り変わり
※3「桐一葉」: 「桐の葉」が一枚落ちており「秋の訪れを感じた」との意、ちなみに「桐の木」は、甚右衛門坂を上ると左手(御宮)に大きな木が植樹されてます

《2024.08.16撮影・投稿》
 


   

【 武家の庭 松に南天 椿の実 子々孫々が 常しなえかな 】(ぶけのにわ まつになんてん 椿の実 ししそんそんが とこしなえかな)
「武家屋敷の内庭」をゆっくり拝見する機会に恵まれました。
 この季節、数本の椿の木にはまるでリンゴのように大きく実が沢山なっており、傍に植樹の南天の葉はピンク?朱色?と染まりはじめて綺麗な彩をみせてくれてます。

 武家屋敷には定番の「松」の木もあり、それぞれがご当家の末永く続く安寧を願って選定、チョイスされ植えられた作庭木なんだろうな~と感じたので「パチリ!」ました。

 写真手前は「庭石」、「椿の実」中ほどの「南天」、土塀の前は「松の木」です。
 今日は「短歌風」にて失礼しました。

※1「南天」花言葉: 「良い家庭」「難を転じて福となす(難転)」など
※2「松」花言葉: 「不老長寿」「永遠の若さ」「勇敢」など
※3「椿」花言葉: 「誇り」「控えめな優しさ」など
※4「常しなえ」: 「とこしえに」「永遠に」など

《2024.08.17撮影・投稿》



【 鶺鴒や 何を刻むか 城の石 】(せきれいや なにをきざむか しろのいし)
 金沢城北西の位置、第六旅団建屋跡の近くに「数寄屋敷石垣」があります。
 ここでは様々な「刻印」を観ることが出来、また詳しい解説版が設置されてます。
  
 もともと金沢城内の石垣には200種類を超える刻印があると言われ、その数の多さが特徴となっている。と説明書きされていました。

 「刻印」はどのような目的で付けられたものか、との解明はされていないが、一説によると、「石材採堀場所」「石切丁場」の目印や石工又はその組織の別、更には、組立の手順を表す・・などがあるとか・・・。

 一時期、調査目的で、その刻跡を白墨等で描き出されていましたが、今回それは全て消えてしまいました。

 鶺鴒は、尻尾を激しく地面に打ち付ける、(石を叩く)鳥ですが、今日はこの辺りにも出没していました・・・。

※1「鶺鴒」: セキレイ、長い尾を上下に振る・・・石叩き・・結構人懐こい鳥です
※2「何を刻むか」: 文中説明の通り、「刻印」と鶺鴒の長い尾の上下運動、詳しくは解明されてはいませんが、何かを刻みたいのかな??・・・と・・・。
※3「城の石」: 城石垣のこと
※4「季語」: (セキレイ)秋


《2024.08.18撮影・投稿》

  
  

8月19日(月)から「その14」に移ります